アショーカ王碑文集成

仏教の庇護者として有名な、インド・マウリヤ王朝のアショーカ王が作成した碑文を集成したものです。

元版は見たことはありませんが、この名著普及会版は時折見かけます。

今回、なんと、そのフランス語訳も入荷しました!

あの西洋古典叢書で有名なbelles-lettres社から出たもの。

アショーカ王碑文まで出てるんですね!

アビダルマ・ディーパ ジャイニ校訂本 第2版 1977年

アビダルマディーパとは、「アビダルマの灯」という意味を持つ、インド・説一切有部最後の論書で、説一切有部の思想史を研究する上では重要な文献になります。

1937年に写本が発見されて、初版が出たのは1959年です。

三友先生による御研究『アビダルマディーパの研究』があまりに有名で、それによってはじめて全容が明らかになりました。

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カント 道徳形而上学原論 第二版 1786年刊

カント存命中に出版された第二版です。説明するまでもなく、倫理学における古典的名著ですが、定言命法について最初に言及され、『実践理性批判』の基礎を確立したといわれる著作です。

見返しに書込みがございます。そこに書かれている内容がどういうものか、解読できませんが、気になります。

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ロック『市民政府二論』仏訳新版1754年刊

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アメリカ独立宣言やフランス革命等、古典的な自由主義に多大な影響を与えたといわれるロックの『市民政府二論』ですが、こちらは1754年に出された、フランス語訳の新版になります(仏訳初版は1691年)。1754年といいますと、モンテスキューの『法の精神』が出たのが1748年ですし、ルソーの『社会契約論』はこのすぐあと1762年に刊行されます。

まさに、啓蒙の世紀に出た、歴史の息吹を伝えるといっていい本でしょうか。